先人たちが
森から切り開いた
やんばるの森
山の上
新しい
わが家のフィールド
この素晴らしき場所と共に
引き継いだ
一羽のコッコ🐓
引っ越し作業
１日目の夕方
コッコは
何者かに襲われ
無惨な姿となって
倒れていた。
蛇か小動物か
犯人は謎だ。
そして、
この土地にて
私たちの最初の仕事は
コッコを埋葬することと
なった。
5歳の娘は
"可哀想だけど
怖くて近くに行けないよぉ"
と、足にしがみつく。
コッコと暮らすことを
楽しみにしていた
2歳の息子は
"コッコどうして、こうなったかなぁ？
どうしてかなぁ、どうしてかなぁ？"
と連発。
畑に植えてあった
梅の木の下に
穴をほって
埋めてあげました。
タマちゃんは帰りの
車でこんなことを
言っていた。
"コッコさん
身体は誰かに食べられちゃったけど
魂までは食べられていないよねぇ？"
私は
"大丈夫だよ。
身体は形だけの殻のようなもので
亡くなったら
魂は自由になって
お空や会いたい人に会いに行ったり
好きな場所に行かれるんだよ"
と答えた。
たまは
"そっか、それなら
コッコの魂は
まだここで
楽しく走り回っているのかもね"
新しい土地へきて
はじめの学びは
子どもたちにとっても
大人にとっても
じんわりと
胸を締め付けた。
小さな命
その重み
死ということ
自然ということ。
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